CBEAM 要素技術

CBEAMの要素技術は、次の5つの要素から成り立っています。

  • 分散階層型DB及びデータ授受技術
  • 階層化AI・データ処理
  • 移動端末間の無線通信
  • 個人体験価値推定AI
  • アーキテクチャarchitecture

 端末で収集された大容量実データを端末間で共有するシステムにおいて、従来のクラウドに全てのデータを集めて処理・各端末に配信するのではなく、端末側で処理し、配信しあうシステムにおいて、端末におけるデータ処理プロセスの消費電力半減と低遅延化を実現します。
 そのためAIでメタデータ化して端末間で共有する分散階層型データベース(DB)やDBプロセスの主、AIプロセスが従となります。
 コンピューアーキテクチャ等の構築により、FPGAボードにて、DBプライマリ・AIセコンダリコンピュータ(名付けてサイバーブレインモジュール)を開発していきます。

階層化AI部

データベース

  • 端末で収集したデータからAIで特徴抽出したメタデータを作り。既存と比較。
  • 新規データ時、共有マスタにIDとそのメタデータを追加し、端末間で共有する。
  • 端末では、新規データのうち、必要な実データのみを保持端末から共有する。
  • ある端末が自分保持データと比較して新しいと思える事象(たとえは交通事故)を発見する
  • 共有マスタのテーブルIDとそのメタデータを追加する。どの道路リンクのどんな新しいデータ
    か、時刻、自車#、自車位置、保持車両#などを記入する
  • 自端末の対応する実テーブルにデータの詳細を書き込んで保持する
  • 共有マスタの更新分を同じ基地局エリア内のすべての端末と基地局とで共有する
  • この共有マスタのテーブルタグを見て、実テーブルに格納場所を用意する
  • 他の端末が共有マスタ―テーブルを見て、データの内容、寿命、位置などから、その端末に必
    要なデータと判断したら、そのデータの保持端末の位置と速度を確認する
  • 必要とする端末と、保持している端末間の通信経路の選択のための計算を行い、候補を挙げる
    保持端末が複数あるばあいは、複数行い、比較をする
  • 最適な経路をみつけ、相手端末に通信要請と行い、通信手順を踏んで、新しいデータを受信する。
    それを実テーブルに書き込む
  • 新たにデータを保持できたら、そのデータを保持している旨、共有マスタの分岐を追加して書き
    込む
  • 新しい共有マスタが共有される
  • 適宜なタイミングで、共有マスタはクラウドに共有される
  • クラウドは共有マスタを確認して、他の基地局にも共有の必要があると判断すると他の基地局に
    も共有マスタを共有し、その項目については、その時点での実データもその基地局に共有させる
  • 基地局は、寿命を超えた共有マスタの分岐はバックログをとり、対応する実テーブルがある場合
    は、それを一定の条件化で保存する。そして、その分岐を共有マスタから消去するとともに、該
    当実テーブルも消去する。
  • 端末は、自車位置と速度が閾値を超えた変化をした場合も、自端末位置の情報を追加し、それを
    共有マスタに追加し、古い自端末部分の共有マスタ部分を消去、もしくは、書き換え、基地局エ
    リア内に共有する

アーキテクチャ
CBEAMアーキテクチャとチップ化

CBEAM 概要:動的ダイナミックマップ適用時の開発目標(チップ化で達成)